苫小牧カントリー倶楽部ブルックスコース

「苫小牧カントリー倶楽部ブルックスコース」を運営する「苫小牧緑化
開発株式会社」 （資本金5,000万円　苫小牧市植苗437　代表　松山浩明氏）は、
10月21日に東京地裁へ 民事再生法の適用を申請し、手続き開始の決定を受けた。

負債総額は約112億5600万円

同社は第3セクター苫小牧港開発株式会社と日本航空株式会社
（現㈱日本航空インターナショナル）の共同出資で 1989年設立。
1992年7月より日本航空グループのゴルフ場「苫小牧カントリー倶楽部
ブルックスコース」 として営業を開始し運営してきた。

しかし、バブル経済崩壊後は利用者減などによる業績悪化により、
2002年に到来する 98億円の預託金償還を10年間延長していた。

2003年からは売上高3億円台を推移していたが、2008年12月期には
約2億4000万円まで減少。
収益面では2004年度12月期以降は赤字が続き、2005年12月期には
減損処理で約77億4900万円の当期損失を計上、100億円を超える
累積損失を抱えていた。

2008年3月、㈱日本航空インターナショナルは、保有株式を札幌の
株式会社サニット に譲渡し経営より撤退しており、現在は東京の
不動産会社 株式会社日進LRDが株式の100％を所有している。

ゴルフ場の営業については今後も続ける見通し。