石狩平原カントリークラブ
石狩郡当別町でゴルフ場「石狩平原カントリークラブ」を経営する東海スポーツ振興㈱は札幌地裁に自己破産を申請し、1月29日、同地裁より破産宣告を受けた。
同社は昭和51年8月に設立され、ゴルフ場の経営を手掛け、「石狩平原カントリークラブ」の運営を行うほか、スキー場「石狩平原スキー場」の運営も行い平成9年3月期には年収入高3億8,0000円を計上していた。
石狩平原カントリークラブは27ホールで会員数約1,680名(13年9月末現在)メンバー40%、ビジター60%の入場比率で推移していたほか、併設する石狩平原スキー場は3本のゲレンデ設備を擁し、冬季営業を行っていた。
しかし、設備投資に伴う借入金負担が資金繰りを圧迫していたうえ、最近は景気低迷の長期化による来場者の減少などから業況は伸び悩みを余儀なくされ、平成13年3月期の年収入高は2億5,000円にとどまり、収入面では赤字基調が続いていた。
こうしたなかで、当社の親会社である東海建設㈱が平成13年10月12日、東京地裁から破産宣告を受けて行き詰まりを見せたため、先行きの見通しがたたなくなっていた。
負債は、48億8,856万円。