ディオゴルフクラブ(摩周湖コース)

ゴルフ場経営の㈱ディオ(資本金7000万円、東京都千代田区麹町1-3、代表伊東正次氏従業員48名)は11月26日に東京地裁へ民事再生手続きを申請、 同日再生手続き開始決定を受けた。

同社は、1989年(平成元年)10月に設立されたゴルフ場経営会社。ディオゴルフクラブの名称で「摩周湖コース」(北海道上川郡標茶町、18H、90年4月オープン)と「横浪コース」(高知県須崎市、18H、89年10月オープン)の2コースを経営し、共通会員1,772名、摩周湖会員469名、横浪会員524名の会員を有していた。

90年代半ばには年収入高約9億円をあげる時期もあったが、近年は景気低迷や競合激化で年間来場者はビジターを含め4万人内外の水準で、2000年9月の年収入高は約4臆8000万円にとどまり、収入面も低調な推移を余儀なくされていた。

こうした中、昨年より預託金償還期限が到来したため、会員からの返還請求も相次いでいたが今年9月頃よりコースの売上金や動産に対する強制執行も断続的に始まるなど経営に支障をきたす事態になったため、今回の民事再生法の申請となった。
 負債は推定で約123億円。