JAS旭川カントリークラブ

JAS旭川CCを経営するジェイエイエス旭川リゾート開発㈱は、このほど預託金の返還延期と
代償措置としての会員権分割を打ち出し、会員に通知した。

同CCは預託金据置期間のない即時償還をうたって1993年(平成5年)7月にオープンした。しかしその後経済環境が悪化の一途をたどり、母体企業のJASもJALと経営統合するなど自らの経営環境も変化してきた。そのような中で預託金償還に応じ続けるとゴルフ場経営そのものが立ち行かなくなるとの判断から、延期分割を決定したもの。

会員権分割は、630万円額面は150万円額面3口、180万円額面1口に、810万円額面は150万円額面3口、180万円額面2口に分割するというもの。それぞれ150万円額面1口は従来の所有者による記名式、他は無記名式となる。

無記名式は第3者譲渡により記名式とすることが可能。初回譲渡に限り名変料は免除される。無記名式のまま利用する場合は、同一法人内の役員社員または4等親以内の親族に限りグリーンフィ平日1,150円、土日祝日2,000円という特別料金が適用される。年会費は現会員が所有する限り口数を問わず従来通り2万円。
また分割時から新たに預託金の10年間据置期間が設けられたため、実質的に預託金の返還延期となる。

道内で平成年代以後にオープンしすでに預託金返還期を迎えているゴルフ場のうち、
募集時の規定に基づいて無条件で預託金返還を行っているのはANAダイヤモンドGCとユニ東武GCの2カ所のみとなった。

※情報提供は北海道ゴルフリポート